「ギターを捨てたい」「買取・粗大ごみ・引取のどれが良い?」という迷いを、費用・手間・スピード・安全の4つの視点でやさしく整理します。
ギターは家電リサイクル法の4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機)には該当しません。多くの自治体では粗大ごみとして回収され、例として東京都内では新宿区・杉並区ともに「ギター(ケース含む)」は400円の手数料で案内されています(地域差あり)。
まずは「売る」「捨てる」「ゆずる・寄付」から、自分に合うやり方を選びましょう。
※家電4品目は経済産業省の特設ページをご確認ください。ギターは対象外です。
結論の早見表|あなたに合う選び方
| 方法 | 費用感 | 手間 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 自治体の粗大ごみ | 数百円〜千円前後(例:新宿区・杉並区は400円) | 申込み→有料ごみ処理券→指定日に排出 | 早く・安く片付けたい | 地域でルール・料金が異なる。電池類は外す。 |
| 楽器店やリユース店に買取 | 0円以上(状態・ブランドで変動) | 店頭・宅配・出張の選択可 | 状態が良い・付属品が揃う | 事前査定で相場感を確認。地域対応の有無をチェック。 |
| フリマ・オークション | 落札次第(梱包・送料は要見積) | 撮影・出品・梱包・発送が必要 | 時間をかけてでも高く手放したい | 発送条件(ハードケース推奨・サイズ制限)を必ず確認。 |
| 寄付・譲渡 | 送料自己負担が多い | 送付/申込が必要 | 再利用に回したい | 団体ごとに受付条件が異なるため事前確認。 |
| 不用品回収業者 | 業者見積り(便利だが費用は高めになりやすい) | 電話1本で回収 | 即日・搬出まで任せたい | 無許可業者は利用しない。許可の有無を確認。 |
ギター処分の基本ルール(安全・法令・素材)
● 電池を外す。エレアコやアクティブPUなど9V電池/ボタン電池/充電式電池は、必ず取り外してから出してください。充電式はJBRCの回収拠点へ、ボタン電池は「ボタン電池回収缶」へ。端子はテープで養生すると安全です。
● CITES材の海外発送に注意。ローズウッド等を含む楽器でも、2019年以降は多くの完成品が適用除外扱いになりましたが、ブラジリアンローズウッド(Dalbergia nigra)は引き続き手続きが必要です。輸出入や越境取引では経産省の最新Q&Aで要件を確認しましょう(インボイスへの樹種明記など)。
● 家電リサイクル法の対象外。ギターは同法の4品目ではないため、一般に自治体の粗大ごみルートでOKです。
自治体で「捨てる」手順(粗大ごみ)
- 自治体サイトで「粗大ごみ」を検索し、「ギター」の分類・料金・申し込み方法を確認します。東京都内の例では、新宿区・杉並区ともに「ギター(ケース含む)=粗大ごみ・400円」です。
- 電話やWebで回収申込みをします。受付後に金額・収集日・排出場所が案内されます(新宿区はオンラインの品目一覧でも金額を確認可能)。
- 粗大ごみ処理券を購入し、氏名等を記入してギターに貼付します。ケースが別計上の自治体もあるため注意書きを確認しましょう。
- 指定日前夜〜当日朝に所定の場所へ排出。雨天時はケースに入れる・ビニールで覆うなど配慮を。弦は緩め、突起部をテープで固定すると安全です。
「売る」|楽器店・リユース店の活用
楽器店は店頭・宅配・出張など複数の買取導線を用意しています。状態・付属品・ブランドで査定は大きく変わるため、事前のWeb/LINE査定で相場を掴むのが近道です。
- 島村楽器:店頭/出張/宅配。無料査定。宅配は梱包キット・送料無料、条件あり。
- イシバシ楽器:店頭/出張/宅配。運送保険・当日依頼可のメニューも。
- ハードオフ/セカンドストリート:総合リユースでも楽器強化。店舗網・宅配/出張の選択肢。
高く売るコツは、清掃・弦交換(必要なら)・付属品の同梱・動作の簡潔な説明です。複数社に見積りを取り、提示条件(送料負担・キャンセル料・支払い方法)を比較しましょう。
フリマ・オークションで手放すときの梱包・発送
ギターの発送は、ハードケース推奨・ケース内で楽器が動かないように緩衝材で固定・弦は軽く緩めるのが基本です。ヤマト運輸のFAQでは「宅急便の規格内かつ楽器専用ハードケースで梱包されていれば発送可」と明記されています(サイズ合計200cm以内・30kg以内、補償上限も要確認)。
ハードケースが無い場合は専用ダンボール+厚手緩衝材でネック・ヘッド周りを重点保護し、上下左右の隙間を完全に埋めると破損リスクを減らせます。大型や高額品は、楽器専門輸送(旧ヤマトホームコンビニエンス等)の利用も検討を。
寄付・譲渡という選択肢
「捨てずに活かす」なら、学校・団体・NPOへの寄付も選べます。楽器寄附ふるさと納税は、楽器不足の学校等へ寄附しつつ控除を受けられる仕組みです。団体ごとに受付条件(可否の楽器・送料負担・事前申込の要否)が異なるため、必ず最新ページの案内に従ってください。
不用品回収業者を使うときの注意
無許可業者は利用しないでください。環境省や自治体は、軽トラック巡回やチラシで勧誘する「無許可の回収」に注意喚起しています。利用前に「一般廃棄物収集運搬業」の許可を確認しましょう。
目的別フローチャート
できるだけ安く早く片付けたい → 自治体の粗大ごみへ(例:400円の地域あり)。
まだ弾ける/付属品がある → 楽器店のWeb査定→店頭/宅配/出張へ。
時間はあるので価格重視 → フリマ・オクで出品、梱包・発送条件を事前確認。
誰かに使ってほしい → 学校・団体・NPOの寄付条件を確認し送付。
よくある質問
- Q. ケースだけ捨てたい/売りたい。
- A. ケース単体も多くの自治体で粗大ごみ扱いです。買取はブランドや状態次第。自治体の品目表と、買取店の「取扱品目」を事前に確認してください。
- Q. 壊れていても買取や寄付は可能?
- A. 楽器店は状態次第で査定可。寄付団体は「演奏可能」「クリーニング済」など条件があることが多いです。ページの募集要項に従ってください。
- Q. 乾電池/充電池はどうする?
- A. 乾電池は自治体ルール(不燃・有害ごみ等)に従い、ボタン電池は回収缶へ。充電式電池はJBRCルートで回収が推奨です。端子はテープで養生しましょう。
- Q. 海外に送る/越境販売の予定がある。
- A. ローズウッド等のCITES材は、完成品に適用除外がある一方、ブラジリアンローズウッドは引き続き手続きが必要です。樹種の証明やインボイス記載など経産省資料で最新要件を確認してください。
- Q. 発送サイズや補償は?
- A. ヤマト宅急便は3辺合計200cm・30kg以内。ハードケース推奨で、補償上限など条件があります。高額品は専門輸送も検討を。
出す前チェックリスト
- データ/刻印/名入れの有無確認(ケースの名札等)。
- 付属品(ケース・トレモロアーム・レンチ・証明書・シリアル管理)。
- 弦を緩める・ヘッド/ネックを養生、電池は外す。
- 自治体は申し込み→処理券→排出の順序。料金と注意書きを確認。
- 業者に頼むときは許可の種類と見積の内訳を確認。
参考:家電4品目との違い
家電リサイクル法の4品目は、エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機です。これらは購入店への引取や指定引取場所への持込みが基本ですが、ギターは該当しないため自治体ルートが原則です。処分対象の機器に迷ったら、経済産業省・家電製品協会の案内を確認しましょう。
本記事は公的機関・公式ページを中心に最新情報を確認のうえ作成しています。お住まいの自治体や買取店・団体の最新ページで最終確認のうえご利用ください。
参考:新宿区・杉並区の粗大ごみ品目例、環境省/自治体の注意喚起、JBRC・電池工業会の電池回収、経産省のCITES関連資料、ヤマト運輸の発送条件、楽器店の買取案内等。

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