引っ越しするつもりで断捨離するなら、まず「何を残すか」を先に決めるとラクです。
次に「売る・寄付・捨てる」を迷わず選べるように、法ルール→価値→期限の順でチェックしていきます。
この記事では、家電4品目(エアコン/テレビ/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・乾燥機)、小型家電、PC(パソコン)の正しい出し方や、衣類の店頭回収、フリマ活用、粗大ごみの予約までまとめて確認できます。
移動コストや手間を抑えつつ、気持ちよく新居に向かいましょう。
先に結論:法ルール→売る/寄付→捨てるの順が迷いにくい
最初に、法や自治体のルールに該当するものを仕分けします。家電4品目は家電リサイクル法の対象です。自治体の粗大ごみでは出せないため、リサイクル券の準備+小売店や指定引取場所への引渡しが基本です。小型家電(携帯・ゲーム機・デジカメなど)は小型家電リサイクル法にもとづく回収ルートがあります。PCはPC3R協会やメーカー窓口で回収され、PCリサイクルマークの有無で手続きが変わります。これらに当てはまらない物だけ「売る・寄付・捨てる」を検討します。
粗大ごみは多くの自治体で申込制・有料です。繁忙期は予約が取りづらくなることがあります。特に引っ越し直前は混雑しやすいので、早めの予約が安心です。
なお、無許可の回収業者の利用はトラブルにつながる可能性があるため、環境省は注意を呼びかけています。
判断フロー:売る・寄付・捨てるをスパッと決める
STEP1|法ルールチェック。家電4品目→家電リサイクル法の手順へ。小型家電→自治体や認定事業者の回収へ。PC→メーカー窓口またはPC3Rへ。ここは最優先で分岐します。
STEP2|価値・状態・期限。引っ越し日まで2週間以内に手放せるかを目安にします。動作品で付属品がそろい状態が良いなら「売る」候補。清潔・安全で季節やサイズが合えば「寄付/店頭回収」候補。どちらにも合わなければ「捨てる」へ。
STEP3|チャンネル確定。売る=フリマや買取。寄付=店頭回収・認定団体。捨てる=自治体の粗大ごみ予約。
即決チャート(例)
「法対象?」→はい→法ルートへ。/いいえ→「美品で売れそう?」→はい→売る。/いいえ→「清潔で安全?」→はい→寄付・店頭回収。/いいえ→捨てる(自治体のルールで)。
残す基準:新居から逆算する5つのチェック
1)使用頻度。直近3か月/1年に使ったかを思い出します。未使用が続く物は手放す候補です。
2)サイズ×間取り。新居の採寸→動線→収納容積の順で確認します。
3)代替コスト。買い直しより運搬・保管コストが高いなら、手放す判断が現実的な場合があります。
4)安全・法令。家電やPC、バッテリー類は正しい回収ルートを優先します。
5)感情価値。写真化・データ化・一部だけ残すなど、思い出の負担を軽くする方法を使います。
家族や同居人とは、優先度カード(高・中・低)で合意形成をするとスムーズです。保留箱は締切日を決め、先送りを防ぎます。
売る:フリマと買取を使い分ける
フリマアプリの基本。メルカリの匿名配送(メルカリ便)を使うと、住所・氏名・電話番号を互いに伝えずに送れます。取引開始後に変更できない配送(例:梱包・発送たのメル便)もあるため、出品時に配送方法をよく確認します。
大型家具・家電の出品。梱包・発送たのメル便は、梱包〜搬出〜配送〜搬入までをまとめて依頼できます。匿名配送に対応し、補償や追跡の案内もあります。
禁止されている出品物。現金・金券・サービス等の無形物は出品できないなど、最新の禁止物ルールを必ず確認します。
写真と説明のコツ。型番・購入時期・状態(傷・汚れ)・付属品の有無を明記。通電や動作はわかる範囲で丁寧に。クリーニングは安全な範囲で行います。
宅配/店頭買取。時間を節約したい場合の選択肢です。概算査定→梱包→発送→本査定→支払いの一般的な流れを確認し、本人確認や送料の扱いをチェックします。料金や条件は事業者によって異なります。確実な事前条件が不明な場合は、確実な情報は確認できませんでしたとし、店頭での最新案内を確認してください。
寄付・店頭回収:条件を確認してから動く
店頭回収(例:RE.UNIQLO)。全国のユニクロ/ジーユー/プラステに回収ボックスがあります。対象はこれらのブランド商品で、洗濯して清潔な状態で持ち込むことが推奨されています。回収した衣類は支援や再資源化に活用されています。
店頭回収(H&M Garment Collecting)。ブランド問わず衣類を回収する案内がありますが、対象外(革製品・シューズ・アクセサリーなど)の注意書きがあります。最新の対象・条件を必ず公式で確認してください。
認定団体への寄付。受付状況や必要な物資は変わることがあります。ホームページの最新告知やガイドラインを確認し、送付条件(季節・サイズ・状態・危険物不可)を守りましょう。
送る前チェック。洗濯済み/破損・汚れなし/タグや付属があれば同封/季節に合うか/個人情報が残っていないか(名札など)。
捨てる:自治体の粗大ごみは申込制が一般的
多くの自治体で、粗大ごみはインターネットか電話で申し込み→有料処理券を貼付→収集日までに所定場所への流れです。地域により持ち込みの可否や処理券の種類が異なります。引っ越しピークは予約が埋まりやすいため、余裕を持って計画してください。
無許可回収業者に注意。環境省は、無許可業者による不適正処理やトラブルのリスクに注意喚起しています。必ず自治体の案内や正規の事業者を利用しましょう。
家電・小型家電・PC:正しいルート早見
- 家電4品目(エアコン/テレビ/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・乾燥機)→ 家電リサイクル法の手順で回収。自治体の粗大ごみでは出せません。
- 小型家電(携帯・ゲーム機・デジカメなど)→ 自治体や認定事業者の回収ボックスへ。
- PC → PC3R/メーカー窓口。PCリサイクルマーク付きは無償回収、データ消去も案内あり。
30日逆算ロードマップ(引っ越しするつもりで断捨離するなら)
- 30〜21日前:家電4品目・PC・小型家電の法ルートを先に。粗大ごみは予約だけでも早めに。
- 20〜8日前:フリマ出品→売れ残りは宅配/店頭買取へ切替。大型は「梱包・発送たのメル便」を検討。
- 7〜3日前:衣類の店頭回収・寄付を完了。
- 前日まで:自治体回収・持ち込み、指定位置に排出。処理券・受付番号を確認。
比較表:売る/寄付・店頭回収/捨てる
| 方法 | 向いている物 | スピード感 | 費用・収益 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 売る | 美品・人気・動作品・付属揃い | やや時間がかかることあり | 収益化の可能性あり | 匿名配送の可否、禁止出品物の確認が必須。大型は「たのメル便」も選択肢。 |
| 寄付・店頭回収 | 清潔・安全・シーズン適合の衣類など | 中〜早 | 費用は基本無料〜(送料等は要確認) | 対象ブランドや対象外品に注意。最新条件は公式で確認。 |
| 捨てる | 破損・危険・法ルート対象外の不用品 | 予約枠次第 | 多くは有料(処理券) | 申込制・分別。無許可回収業者は利用しない。 |
PCを手放す前のメモ(データ消去)
PCは回収前にバックアップとデータ消去を行います。PC3Rは、機器・HDDの状態に応じた消去方法の考え方を案内しています。協会はHDDの消去作業自体は行っていないため、自分でのデータ消去が推奨されています。
FAQ(よくある質問)
Q:洗濯機・冷蔵庫は粗大ごみで出せる?
→ 家電リサイクル法の対象なので粗大ごみでは出せません。所定の手続きを確認してください。
Q:フリマで「これは出して良い?」
→ ルールは変更されることがあります。最新の禁止出品物・禁止行為を必ずチェックしてください。
Q:衣類の寄付はいつでも可能?
→ 受付状況や対象は変わることがあります。各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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