掃除機を捨てたい｜買取？捨てる？引取？など賢い処分方法は

更新日：2025年10月28日。
「掃除機を捨てたい」と思ったら、まずは自治体の回収・認定事業者の宅配回収・家電量販店の店頭回収や下取り・不用品回収業者・買取や譲渡（リユース）の5つを比べるのが近道です。
費用・手間・引取までのスピード・安全（バッテリー）の4軸で選ぶと迷いにくいです。
なお掃除機は家電リサイクル法の4品目の対象外で、自治体ごとの運用では小型家電リサイクルや粗大ごみ・不燃ごみ扱いに分かれます。
必ずお住まいの自治体や公式の回収ルートを確認してから進めましょう。
根拠：家電4品目の定義と制度（経産省）、小型家電リサイクル制度（環境省）。

掃除機 捨て方の結論と早見表（費用×手間×おすすめ条件）

最短ルートは人によって変わります。
次の表で目安コストと向いている人を確認してから読み進めてください。
料金や可否は地域・店舗・時期で変わるため最終確認は公式情報を必ずご確認ください。

※自治体の回収方法は市区町村で異なります。
小型家電回収ボックスの有無や宅配回収の連携など、最新情報を各自治体ページでご確認ください。

掃除機 捨て方フローチャート（最短ルート診断）

掃除機は何ゴミ？基礎知識と法律の位置づけ

「家電リサイクル法（特定家庭用機器再商品化法）」の対象は4品目（エアコン／テレビ／冷蔵庫・冷凍庫／洗濯機・衣類乾燥機）です。
掃除機はこの対象に含まれていません。
一方で、使用済みの小型電子機器を資源として循環させる「小型家電リサイクル法」により、自治体や認定事業者による回収ルートが整備されています。
分類や排出方法は自治体ごとに運用が異なるため、必ずお住まいの自治体情報を確認してください。
根拠：経済産業省の制度解説、環境省の小型家電リサイクル制度ページ。

安全対策：コードレス／ロボット掃除機のバッテリーは別ルートへ

コードレスやロボット掃除機にはリチウムイオン電池などの小型充電式電池が使われています。
これらは可燃・不燃ごみへの混入は不可で、破損や圧縮で発火事故の原因になるおそれがあります。
外せる電池は端子をビニールテープ等で絶縁し、JBRC（一般社団法人小型充電式電池リサイクルセンター）の協力店ルートなど電池専用の回収に出してください。
取り外せない内蔵型や、状態が悪い電池は無理な分解をせずに、自治体や販売店、認定事業者へ相談してください。
根拠：国・自治体の火災注意喚起、JBRCの回収・安全資料、経産省の小型二次電池案内。

方法① 自治体で捨てる（粗大／不燃／小型家電回収ボックス）

自治体のルールに従って捨てる方法です。
サイズ基準で「粗大ごみ」になる地域もあれば、解体して「不燃ごみ」や、公共施設などの小型家電回収ボックスに入れる運用をしている地域もあります。
回収ボックスがある場合でも電池は入れないのが原則です。
住んでいる市区町村の「ごみ・リサイクル」ページで品目名（掃除機）で検索し、手数料・持込／収集・申込方法を確認してください。
例：自治体が国認定事業者と連携して宅配回収を案内しているケースもあります。
根拠：政府広報の解説、自治体案内例。

方法② 認定事業者の宅配回収（小型家電）を使う

自宅から箱に詰めて送る宅配回収は、車がない方や日程調整を簡単にしたい方に向きます。
代表例として、国認定の再資源化事業者が提供する宅配回収サービスがあります。
Webで申込後、段ボールに入れて集荷を待つだけの流れです。
料金は箱単位での設定や、条件付き無料などの仕組みがあり、最新の料金・対象品は必ず公式で確認してください。
根拠：環境省の「認定事業者」情報、事業者の公式案内。

方法③ 家電量販店の店頭回収・下取りを使う

家電量販店では、小型家電リサイクルとして店頭回収や配送同時回収を実施している店舗があります。
店舗や地域によって対象・料金・条件が異なります。
出張で回収のみを依頼する場合に出張費が発生する例や、箱サイズに応じた定額回収を掲示するサービス例もあります。
買い替えのタイミングでの下取りや同時回収は、運搬の手間を減らしやすい方法です。
根拠：量販店の公式案内の例。

方法④ 不用品回収業者へ出すときの注意点

回収車の巡回や無許可営業による高額請求・不法投棄などのトラブルが各地で問題になります。
依頼前に自治体の許可や見積りの内訳、領収書の発行などを確認しましょう。
自治体や政府は違法な不要品回収業者への注意喚起を行っています。
相見積りで金額差や条件を比較すると安心です。
根拠：政府広報オンラインの注意喚起。

方法⑤ 買取・譲渡・フリマで手放す（動作品向け）

動作品で年式が比較的新しく、付属品（ノズル・延長管・充電台・紙パック適合情報）がそろっている場合は、店頭買取やフリマでのリユースも選択肢です。
発送時は清掃、動作の状態、におい・傷の明記、電池の梱包（絶縁）などに配慮しましょう。
個人間取引ではトラブル回避のため、受け渡し条件や返品可否を明確にしておくと安心です。
確実な相場は機種・時期で変動します。
明確な相場が必要な場合は各プラットフォームの最新情報をご確認ください。
確実な情報は統一しておらず一律には示せませんでした。

費用感とスケジュール管理のコツ

• 自治体回収：手数料は地域差があります。申込から収集日まで日数が必要なことがあります。
• 宅配回収：箱単位料金や条件付き無料などの設定があります。申込→集荷→処理のリードタイムを逆算しましょう。
• 店頭回収：店舗へ持込みなら当日完了もあり、配送同時回収なら搬出の手間を減らしやすいです。
• 不用品回収：即日〜短納期の融通が利く反面、費用は業者・量・階段作業などで増減します。

いずれの方法でも、バッテリーは別ルートを徹底することで火災リスクの低減に役立ちます。

捨てる前のチェックリスト（そのまま使える）

• 集じん容器・紙パックの中身を空にして、フィルターは乾かす。におい対策にもなります。
• 付属品（延長管・ヘッド・すき間ノズル・充電台）をまとめ、袋にひとまとめ。
• バッテリー搭載機なら電池は取り外して絶縁→電池の専用回収へ。取り外せない場合は無理をせず、自治体や販売店・認定事業者へ相談。
• 買取や譲渡を検討する場合は、年式・型番・付属品の有無をメモ。

電池の適正ルートはJBRC協力店検索などで確認できます。

種類別・掃除機の正しい捨て方の要点

電池関連の安全留意点：国・自治体・JBRCの資料をご参照ください。

よくある質問（FAQ）

Q. 掃除機は何ゴミですか？
A. 自治体で運用が異なります。
粗大・不燃・小型家電回収のいずれかに該当します。
各自治体ページで「掃除機」を検索して最新ルールを確認してください。

Q. 家電リサイクル法の対象ではないのですか？
A. 同法の対象はエアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機の4品目です。
掃除機は対象外です。

Q. バッテリーが外せません。
A. 無理な分解は思わぬ事故につながるおそれがあります。
販売店や自治体、認定事業者の回収窓口に相談してください。
電池は専用ルートでの回収が基本です。

Q. 違法な回収業者を見分けられますか？
A. 許可の表示がない、料金の事前説明が曖昧、トラックでの呼び込みなどは注意が必要です。
政府広報も注意喚起しています。