電子レンジを捨てたい｜買取？捨てる？引取？など賢い処分方法は

「電子レンジを捨てたい」ときに迷いやすいのは、自治体の粗大ごみ・小型家電リサイクル・家電量販店の引取・リユース買取・フリマ出品・不用品回収業者のどれが自分に合うかという点です。
この記事は費用・手間・早さ・安全の4軸で、それぞれの選び方と具体的な手順をやさしく整理します。
なお電子レンジは家電リサイクル法（家電4品目）ではありません。多くの自治体では粗大ごみや小型家電リサイクルとして扱われます。詳細はお住まいの自治体のページをご確認ください。

目次

1. 【結論】電子レンジの処分は「費用×手間×早さ」で選ぶ
2. 電子レンジ｜自治体の粗大ごみ・持ち込みの出し方
3. 電子レンジ｜小型家電リサイクル（ボックス・宅配）の活用
4. 電子レンジ｜家電量販店・ホームセンターの引取や下取り
5. 電子レンジ｜リユース（買取）・フリマ出品のポイント
6. 不用品回収業者を使うときの注意点（無許可業者の見分け方）
7. 料金めやす早見表（自治体例）と節約のコツ
8. 安全の基本：分解はしない・搬出前の準備
9. よくある質問（予約待ち・壊れている・事業所の機器など）

【結論】電子レンジの処分は「費用×手間×早さ」で選ぶ

方法	費用めやす	手間/スピード	向いているケース
自治体の粗大ごみ	例：400〜500円（地域差あり）	予約制。収集日まで待ちが出ることあり。	最安重視・自治体ルールで確実に処分したい
自治体の持ち込み処分	重量制など（地域による）。持込施設の利用で安く早くなることあり。	自分で搬入。日時を合わせやすい	車があり早く片づけたい
小型家電リサイクル（ボックス/宅配）	宅配は箱単位の定額など（事業者による）。 国認定事業者の利用が安心。	ボックスはサイズ制限あり。宅配は自宅から送れる。	他の小型家電とまとめて資源回収したい
量販店・ホームセンターの引取	購入同時は無料または低額の例あり（店舗条件）。	買い替え時に同時回収でラク	新しく購入する予定がある
買取・フリマ出品	状態・年式次第。大型発送は方法選びが重要。	撮影・梱包・発送の手間あり	比較的新しく動作品で需要がある
不用品回収業者	業者ごとに幅あり。無許可業者は不可。	日時指定や即日も可（許可・委託の確認を）	まとめて大量に片づけたい

電子レンジ｜自治体の粗大ごみ・持ち込みの出し方

多くの自治体で電子レンジは粗大ごみに区分され、事前申込みと手数料が必要です。
例として、首都圏・関西・北海道の主要自治体では「電子レンジ 400〜500円」程度の設定が見られます。
基本の流れは、①自治体の受付で予約 → ②手数料の納付（粗大ごみシールや電子決済など） → ③指定日時・場所へ搬出です。
自治体により自己搬入施設（クリーンセンター等）の利用ができ、持込みの方が早い場合もあります。
最新の金額・受付方法はお住まいの自治体ページで必ず確認してください。

電子レンジ｜小型家電リサイクル（ボックス・宅配）の活用

電子レンジは家電リサイクル法4品目ではないため、小型家電リサイクルの対象として資源回収されるケースがあります。
自治体の庁舎・公共施設・商業施設などに設置された回収ボックスは投入口サイズに制限があります。
大きめのオーブンレンジなどボックスに入らない場合は、宅配回収を行う認定事業者の利用が便利です。
梱包して発送する方式のため、自宅から出しづらい方や、他の小型家電もまとめて処分したい方に向いています。

電子レンジ｜家電量販店・ホームセンターの引取や下取り

新しい電子レンジに買い替えるなら、購入店の同時引取を使うと手間を抑えやすいです。
条件は店舗ごとに異なりますが、配達時に旧製品を回収、もしくは持ち込みで引き取りに対応している例があります。
キャンペーンで無料引取または低額引取になることもあるため、購入前に「引取条件・対象サイズ・エリア・料金」を必ず確認してください。
ホームセンターでも購入同時の引取を実施している店舗があり、レジでの申し込みや指定日に持ち込みなどの運用があります。

電子レンジ｜リユース（買取）・フリマ出品のポイント

年式が新しい、庫内が清潔、動作が安定しているなど状態が良ければ、買取店やフリマアプリでのリユースが視野に入ります。
出品・査定の前に、型番・年式・サイズ・庫内の状態、付属品（角皿・ターンテーブル・取扱説明書）がそろっているかをチェックしてください。
大型のオーブンレンジは送料が高くなる傾向があるため、梱包・発送方法を必ず確認しましょう。
清掃は安全面でも印象面でも効果的です。焦げや油汚れは事故の原因になりうるため、受け渡し前に庫内・フィルター周りを拭き上げましょう。

不用品回収業者を使うときの注意点（無許可業者の見分け方）

便利な一方で、市区町村の一般廃棄物収集運搬の許可や自治体からの委託がない事業者は利用を避けてください。
「無料回収」を強調しつつ後で高額請求、回収後の不適正処理などのトラブル事例があります。
安心のために、自治体の案内に掲載の回収先や、許可番号・会社情報が明確な事業者を選びましょう。
見積は複数社から取り、見積書・領収書の発行可否もチェックすると安心です。

料金めやす早見表（自治体例）と節約のコツ

自治体例	区分	電子レンジ手数料	備考
東京都渋谷区	粗大ごみ	400円	品目手数料一覧が公開されています。
大阪市	粗大ごみ	400円	「電子レンジ」は定額区分での案内があります。
札幌市	大型ごみ	500円	支払いはシールや電子決済に対応する運用があります。

節約のコツは、①自治体の粗大ごみを基本に比較する。②買い替え時は配達同時引取で搬出費を抑える。③他の小型家電と宅配リサイクルの箱にまとめる、の3点です。
いずれも地域や店舗で条件が異なるため、事前の確認が重要です。

安全の基本：分解はしない・搬出前の準備

電子レンジ内部には高電圧コンデンサなど感電リスクの高い部品が含まれます。分解・改造は行わないでください。
搬出前は、電源プラグを抜いて庫内を軽く清掃し、角皿/ターンテーブルは別梱包にすると割れ予防になります。
階段や狭い通路では養生をして、転倒・破損を避けるようにしましょう。
出品・譲渡の前は、製品の初期化（時計表示・メモリ機能などがある機種）や取扱説明書の用意も好印象です。

よくある質問（予約待ち・壊れている・事業所の機器など）

Q：予約が混んでいて早く処分したい。
A：自治体の自己搬入が可能なら早められることがあります。
新規購入が決まっているなら、量販店の配達同時引取が手間・時間の両面で効率的です。

Q：壊れていても引き取ってもらえる。
A：買い替え同時の店舗引取や、認定事業者の宅配回収は故障品でも対象の例があります。
対象サイズ・エリア・料金は事前に公式案内で確認してください。

Q：電子レンジは家電リサイクル券が必要。
A：不要です。家電リサイクル法の対象は「エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機」の4品目のみです。
電子レンジは多くの自治体で粗大ごみまたは小型家電リサイクルに区分されます。

Q：事業所で使っていた電子レンジは。
A：事業所の廃棄物は事業系一般廃棄物など区分が異なる場合があります。
自治体の事業系ごみの案内に従い、許可のある回収先へ依頼してください。

今日からできるチェックリスト

• 自治体ページで「電子レンジ 粗大ごみ 料金 申込み」を確認する。
• 買い替え予定なら、量販店の配達同時引取やホームセンターの引取条件をチェックする。
• 認定事業者の宅配リサイクルや自治体の回収ボックスのサイズ条件を確認する。
• まだ使えるなら、買取店に型番・年式・状態を伝えて査定相談。フリマは送料・発送方法を事前確認。
• 不用品回収は許可や委託の有無を確認。無許可業者は使わない。

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本記事は一般的な運用と公開情報に基づいてまとめています。
ただし手数料や回収条件は自治体・店舗・事業者により異なります。最新の公式情報をご確認ください。