ガスコンロを捨てたい｜買取？捨てる？引取？など賢い処分方法は

「ガスコンロを捨てたい」「買取・引取・粗大ごみのどれが良い？」という疑問を、費用・手間・スピード・安全の4軸でやさしく整理します。
ガスコンロ（ガステーブル／ビルトイン／カセットコンロ）は家電リサイクル法の4品目ではありません。
まずは自治体の回収や、安全に取り外す方法、買取でのコツを順に確認しましょう。
家電リサイクル法の対象は「エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/乾燥機」の4品目です。ガスコンロは含まれません。

【結論】最短で迷わない早見表

なお、カセットコンロ（卓上コンロ）とカセットボンベの扱いは別です。
自治体により「ボンベは中身を使い切り、穴あけ不要」など細かなルールが異なるため、必ずお住まいの指示を確認してください。

ガスコンロの種類別にみる「正しい処分と注意点」

据置型（ガステーブル）。
都市ガス/LPガスいずれも多くの自治体で粗大ごみです。
費用は地域差がありますが、例として大阪市は400円、新宿区は据置400円です。

ビルトインガスコンロ。
ガス可とう管や金属フレキ管などの接続が関わるため、取り外しは有資格者へ依頼します。
代表的な資格は「液化石油ガス設備士」「ガス可とう管接続工事監督者」「ガス機器設置スペシャリスト（GSS）」など。
自分での取り外しは避ける案内が一般的です。

カセットコンロ。
本体の分別・手数料は自治体差があります。
ボンベの排出ルールは特に自治体差が大きく、近年は「穴あけ不要」の自治体が増えています。
例として「中身を使い切り、穴を開けずに『スプレー缶』として排出」とする自治体があります。

自治体で捨てる手順（据置型の基本）

1. 自治体サイトで粗大ごみの申込みと手数料を確認します。
   例：大阪市「ガスコンロ400円」、新宿区「ガステーブル（据置）400円／ビルトイン900円」。
2. 収集日を予約し、手数料券（シール）を購入して貼付します（方式は自治体差あり）。
3. 前日に元栓を閉め、電池があれば抜いておきます。
   収集日は指示どおりに玄関先や指定場所へ。
4. 持ち込み処分を選ぶ場合は、開庁・搬入時間や場所を確認のうえ搬入します。

自治体によっては「50cm以上は粗大ごみ」など定義が異なります。
例として「50cm以上＝粗大ごみ。50cm未満の電化製品は不燃ごみ」と明示している自治体もあります。
お住まいのルールを必ず確認してください。

小型家電回収ボックスはサイズ制限があります。
例として「15×25cm以下のみ」といった上限を設ける自治体があります。
ガステーブルはサイズオーバーになりやすく、粗大ごみ扱いになることが多いです。

販売店の引取り・引越業者の回収を使う

新品の購入や引っ越しとセットにすると、取り外し～回収まで一括で任せられることがあります。
店舗・業者により有料／無料・対応可否が変わるため、事前に見積と条件を確認しましょう。

ガス会社の案内でも、不要なガス機器は粗大ごみなど適切な扱いで廃棄とされています。
家電リサイクル対象は限定されるため、ガスコンロは自治体ルールに沿って処分します。

まだ使えるなら「買取・譲渡」も検討

買取可否は年式・状態・清潔さ・ガス種（都市ガス/LP）などで決まります。
2008年以降に普及したSiセンサー搭載の安全性が重視されやすく、
説明文には「品番」「年式」「ガス種」「ホース径」「付属品（五徳・グリル網等）」を記載しましょう。

フリマ出品は梱包と発送が手間ですが、近隣での手渡しにするとスムーズです。
引取前に動作確認と簡易清掃を行うとトラブルを避けやすくなります。

ビルトインガスコンロは「自分で外さない」

ビルトインはガス可とう管や接続部の扱いが伴います。
取り外し・接続は液化石油ガス設備士やガス可とう管接続工事監督者、ガス機器設置スペシャリスト（GSS）などの有資格者へ。
施工＋撤去＋処分までまとめて依頼すると安全で早いです。
自分での取り外しは避ける案内が一般的です。

安全の要点（据置型の取り外し前後）

• ガス元栓を完全に閉める。
  ゴムホースはひっぱらず、留め具を外してから抜く。
• 作業は火気厳禁・換気。
  近くで火花が出る作業はしない。
• カセットボンベは中身を使い切り、多くの自治体で穴あけ不要。
  各自治体の最新ルールを確認する。
• 無許可の不用品回収業者は利用しない。
  家庭ごみの回収は「一般廃棄物処理業許可」のある事業者へ。

よくある質問（FAQ）

Q1．ガスコンロは家電リサイクル法の対象ですか？
A．対象外です。対象は「エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/乾燥機」の4品目です。

Q2．粗大ごみの費用はいくら？
A．地域差があります。
例として大阪市はガスコンロ400円、新宿区は据置400円・ビルトイン900円です。
お住まいの自治体ページで最新の金額を確認してください。

Q3．ビルトインを自分で外してもいい？
A．おすすめできません。ガス接続は有資格者の施工が必要です。施工店に依頼しましょう。

Q4．小型家電回収ボックスに入れられる？
A．自治体によりサイズ上限があります。
例：15×25cm以下のみといった上限を設ける自治体があります。
ガステーブルはサイズ超過になりやすいため、粗大ごみ扱いになりやすいです。

Q5．カセットボンベはどう捨てる？
A．中身を使い切り、自治体ルールに従います。
穴あけの要否は自治体の指示に合わせてください。

手順テンプレート

1. 据置型なら粗大ごみ申込み（自治体サイト→品目「ガスコンロ/ガステーブル」）。
2. 収集日と手数料券を確認・準備（自治体指定の方法）。
3. 前日：元栓を閉める→電池を抜く→簡易清掃。
4. 当日：指定場所へ排出（雨でも可否など指示に従う）。
5. ビルトインは施工店手配（資格者による取り外し＋処分）。
6. リユース希望なら、品番・年式・ガス種・写真を用意。
   Siセンサー搭載（2008年以降普及）も記載。
7. カセットボンベは中身を使い切り、穴あけ不要の自治体が多数。
   お住まいのルールを確認。

まとめ｜費用を最小・安全を最大にするコツ

据置型は自治体の粗大ごみがいちばん安く確実。
例：大阪市400円、新宿区400円。
急ぎや大量処分は許可のある回収業者を。

ビルトインは資格者施工が前提。
取り外し＋処分をまとめて依頼すると安全で早いです。

リユースはSiセンサー搭載・年式・ガス種の明記でトラブルを避けやすくなります。

家電リサイクル法の4品目ではないこと、カセットボンベは使い切り・穴あけ不要の自治体が多いことを最後にもう一度確認して、
あなたの状況に合う「費用×手間×スピード×安全」の最適解を選んでください。